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グランフォンド八ヶ岳 2011 (回顧編) [自転車]

今回のグランフォンド八ヶ岳はちょっと気合を入れて臨みました。

富士ヒルクライムで惨敗して走り方を根本から変えようとLSDを始めて
LSDの効果が出るのが約3か月と言われ、ちょうど富士山の3か月後が
グランフォンド八ヶ岳だったからです。

グランフォンド八ヶ岳はタイムを計測します。でもそれはどちらかと
言うと参加したか否かを確認するという意味合いが強く、タイムを競う
イベントでもないです。

ただ、お金を払う以上、何か収穫を得たい。もちろん八ヶ岳と言う絶
好な風景の中を走るという収穫はあるけれど、来年の富士ヒルクライ
ムにつながる「自転車的な」収穫を得たいと思いました。

まずは作戦。富士ヒルクライムでの反省である以下の点の強化です。

1.急斜面後の緩斜面でサボらない。

2.上半身の姿勢(ポジション)

3.あきらめない。

以上が大きな課題です。この3点をなんとか改善したいと思いました。

急斜面後の緩斜面ですが、緩斜面はスピードが出ます。急斜面では
タイム差が付きにくいけれど、ここで頑張れば意外とタイムは短縮出来
ます。ここで力尽きると次に来るであろう急斜面にいいスピードで臨め
ない。結果、急斜面も遅くなってしまうという負のスパイラルに。

ただ、つらい。辛い坂を上りきってその後にまたガンガン回せと言うの
は酷な話です。でも、これができないとダメ。と言う事で今回はあまり
負荷がかからない、ハイケイデンスでクルクル回すという方法で。
自分が想定するギアよりも1から2段下げてとにかくハイケイデンス。
おそらく120から130ぐらいのケイデンスで回してスピードを載せます。

これが結果的には大成功。あまり120とか130なんて回さないけれど、
意外と体がぶれずいいスピードをキープすることができました。

次の課題。上半身の姿勢。

富士ヒルクライムに限らず、山を登ると辛くて上半身の姿勢が悪くなり
ます。具体的には手が伸びきって全体に後ろに行ってしまう。これは
どう考えても良くない。ただでさえ登っているのだから前に重心を置か
ないと前に進めない。

手は伸ばしきらない。適度に曲げる。そして重心は前。そして最大の
ポイントは上半身と下半身でリズムを合わせて体を引き付けて上半身で
も自転車を進ませようと意識しました。

これはなかなか毎日実践できなかったのでうまく出来たかどうかは不明
ですが、終わった後で胸から肘の下、そして背中の筋肉が非常に痛かっ
たので今までよりもつかえたのではないかなと思います。また、実際に
走っている時もテンポ良く力が入ったので効果があったのではないかと
思っています。

最後。「あきらめない」です。

自分の中で山登りの一番大切な所って「心」だと思うのです。眼前に
現れる猛烈な坂を前にすると萎えるけれど「よし!登ってやるぜ!」と
思うのと、「無理でしょ。。。。。」って思うのでは全然違う。そして
登り始めてキツくなっても「まだまだ!、まだまだ!」って思って
登る。これは絶対違うと思うのです。

富士山では平均時速を見て「あ、これは1時間30分切れないな」って
諦めた節があります。振り返ってみるとここを境に力が入らなくなって
いたと思います。これはかなりもったいない。

今回は自分をだますぐらいの勢いでした。「まだまだいける、
まだまだ脚は残っている。へこたれない」って思い走りました。結果的に
いい感じで走ることはできたと思います。

と言う事で、課題に挙げた3点は完ぺきではないけれど一定の収穫があり、
今後も完成度を上げていければいいなと思っています。

さて、お次は機材。

初めての実戦投入となったFFWDのF6Rですが、これが思った以上にヒルク
ライムに向いているのではないかと思った次第です。とは言うものの、
比較対象がZippの404なんですが、この2つのホイール、重さはそれほど
変わらないのですが、圧倒的に漕ぎ出しが軽い。クルクル回るホイール
なので、非常に走っていて好印象でした。

逆に、Zippよりも回っている感がありません。30キロを超えたあたりか
ら始まる速度が勝手に上がっていくような感じはFFWDにはそれ程感じら
れません。まあこれは個性でしょうね。正直、Zippの方向性の方が好き
ではあるのですが、F6Rの「予想外」の走りも好きではあります。

そしてスプロケット。今回は11-28Tで臨みました。

多くの人は27Tで臨んでいたみたいですが、自分はこれでもいいかな?と
思ってしまいました。回転数を上げて乗り切る方法は意外と使えると
思った次第で、今後もこの方向性を高める練習をしたいなと思ったから。

でも、若干、ギア比がワイドすぎて、ギアを変えた時に負荷が大きく感じ
る事が若干あったかもしれません。そう考えるともう少しギア比が狭い
スプロケを考えてもいいのかもしれません。こればかりは試してみるしか
ないので今後の課題だと思っています。

最後に今後のこと。

正直このイベントに出るまで自分のやっている事(LSDなど)が正しいのか
わからなかった。でも、グランフォンドに出て走ってなんとなーく効果が
あったのかな?なんて思いました。いや、あった。去年の自分より明らか
に疲れない。体が切れないから心も切れなかった。

そう考えてみると、おのずと今後の課題と言うか方向性が見えてくる。

この調子で地道に自転車に乗り続ける

これに尽きるのではないか。強靭な気力とそれを支える練習量と体力。
その上に乗っかる機材。このバランスを崩さずに日々自転車に乗れば
おのずと富士ヒルクライムでいい結果が出てくるのではないなと思う。

いや、富士ヒルクライムだけが目標じゃない。楽しく走る。これが自分の
理想の走り。楽しく走るに為にもっともっと体力をつける。

よし。走ろう!もっと楽しみたいからもっと走る!

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